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整備士

2023.09.15

車検で確認

 

車検の度に交換を検討するべき部品には、次のようなものがあります。
ただし、これ以外の部品でも消耗が激しかったり、故障しかけていたりするものについては、別途交換が必要になるので注意が必要です。
●エンジンオイル
 エンジンを正常に動かす上で欠かせない潤滑オイルのことで、古いものを使っていると焼き付きなどのトラブルにつながることがあります。交換時期は走行距離5,000~10,000kmもしくは半年ごとなので、周期的に車検のタイミングと合うことが多くなります。
●エンジンオイルフィルター(エレメント)
エンジンオイルの汚れを取り除くフィルターで、交換しないで使っていると汚れが増えて潤滑不良を起こしてしまいます。エンジンオイルを2回交換するごとに、フィルターも交換するのが一般的です。
●ラジエーター液
エンジンの冷却に使われている液体で、クーラントとも呼ばれます。これが古くなると水垢などが発生し、オーバーヒートを起こしてしまいます。車検の際に毎回交換するのが一般的ですが、種類によっては長期間使用できるものもあるので確認が必要となります。(最近ではスーパークーラントが主流になり長年対応しておりますので絶対ではないですが量の確認補充は必ず車検時にお勧めです)
●ワイパーブレードゴム
 ワイパーのウィンドウを拭き取る部分のことです。古くなっても使えますが、拭き取り能力は弱まります。寿命は1年程度なので、車検ごとの交換がおすすめです。状態の良いものを使うと、ガラスに使用する撥水コーティング剤の寿命が長くなるという効果もあります。
●ブレーキオイル
 ブレーキを作動させるためのオイルで、熱によって劣化が進むので定期的に交換する必要があります。20,000kmもしくは2年以上使い続けると、故障のリスクが高くなるといわれます。車の利用頻度が多くなければ4年に1度の交換でも構いませんが、安全性を考えるのなら車検の度に交換したほうがいいでしょう。
数年単位で交換したほうがいいおもな部品
必ずしも車検の度に交換をする必要はなくても、数年単位で交換が必要な部品には次のようなものがあります。
●デフオイル
FR車や4WD車のデフ(デファレンシャルギア)を正常に動かすためのオイルで、古くなると歯車がスムーズに回らなくなり、部品の摩耗が進んでしまいます。20,000kmもしくは3~4年ごとの交換が推奨されているので、新車は3年目の車検時に点検する必要があるでしょう。
●バッテリー
電力を蓄えておくためのパーツで、劣化するとバッテリーあがりが起こりエンジンがかからなくなってしまいます。一般的には2~3年が寿命ですが、メンテナンスや使用状況によって寿命が大きく変わります。車検の際、テスターでバッテリーの能力を計測して、交換の必要性を判断するといいでしょう。(多聞自動車整備では入庫のお車全車テスターを使用して計測しております)
●ブレーキパッド
 ブレーキで摩擦を起こして車を減速・停止させるためのパーツで、ブレーキを踏む度に摩耗する消耗品です。使い方によって減り方が異なるので、使用年数や走行距離で交換時期を判断するのが難しいといえます。車検だけでなく定期的にチェックして交換するか判断しましょう。
●点火プラグ
 エンジン内でガソリンを着火させるライターの役目を担っているパーツで、劣化すると火花の飛び方が弱くなり、さまざまな支障が出てきます。できれば走行20,000~30,000km、遅くとも40,000kmまでには交換したほうがいいでしょう。(中にはイリジウムプラグや高性能のプラグもありますが多聞自動車では点検時全てのお車において点検・確認しております)
●エアクリーナー
 エンジンに取り込む空気からホコリなどを取り除くフィルターです。詰まってきても、エンジンのレスポンスや燃費性能が低下する程度なので、車検では費用を抑えるために交換しないこともあります。ただし、エンジンへの負担を考えると走行40,000~50,000kmで交換したほうがいいでしょう。
長期間乗ってから交換が必要になるおもな部品
長い期間乗ったあとで交換が必要になる部品もあります。状態によって交換するべきか、判断するようにしましょう。
●タイミングベルト
 エンジンが規則的に回転運動をするのになくてはならないパーツで、ゴムでできているため、走行距離に応じて、ひび割れや伸びなどの劣化が発生します。走行距離10万kmが交換のタイミングといわれています。
●オルタネーターブラシ
 オルタ―ネーターはエンジンの回転力を利用して交流電気を生成する発電装置で、長く使用するとブラシが摩耗して発電することができなくなってしまいます。安全のため、走行距離10万kmごとの交換が推奨されています。
●クラッチディスク
 マニュアル車のギア変速に使われるディスク状のパーツで、走行距離に応じて摩耗していきます。走行距離70,000~10万kmが一般的な交換のタイミングとなりますが、運転の仕方によっても寿命が変わってきます。
●タイヤ
 タイヤの溝は走行に応じてすり減り、浅くなっていくものですが、溝の深さが1.6mmになると使用する限界であることを示す「スリップサイン」が現れます。ただし、あまり乗らなくてもタイヤのゴムは劣化していくので、5年程度経過したら交換したほうがいいでしょう。
●ATF(オートマチックフルード)
AT車で変速操作を行うための液体で、はっきりとした交換時期は決められていませんが、古くなってくるとギアが入りにくくなったり変速ショックが大きくなったりすることもあります。走行距離30,000km程度での交換がおすすめといえるでしょう。

2023.03.26

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